養殖魚の餌にコオロギを

葦苅晟矢さんは、早稲田大学商学部で、新しい魚の餌の開発をしている。

コオロギと芦刈さん

その餌の元になる物は、何と昆虫のコオロギである。彼はこれをすり潰して粉末状にして使おうと考えている。何故コオロギなのか。コオロギは繁殖しやすく、栄養価も高いのだとか。「カイコなども栄養面では問題はないのですが、手間がかかるのです。極端な話、ゴキブリでも良いのですが、人間の食べ物と言う事で、やはりイメージが良くありません」。今は、自宅で衣装ケースに100匹を超えるコオロギを飼っているそうだ。

 

現在、水産業において、魚の養殖の餌として小魚を使用している。然し、これには値段が高い等と言った問題点がある。又、葦苅さんはかねてから、このように魚に魚を食べさせることに対する疑問も持っていた。そこに注目し、より良い餌を開発しようとしているのだ。

 

事の始まりは、国際連合が打ち出した昆虫の可能性に興味を持った事だった。そして、個人的にこの活動を始めた。しかし今では大学と言う組織を頼る形で巻き込み、このプロジェクトを進めている。「大学でも飼えるのですか?」と愚問を投げかけたところ、流石にそれは難しいと苦笑されてしまった。

今は、淡水魚のニジマスを使って、実際に粉末状のコオロギによる餌を使って、実験を試みているそうだ。この先、ギンザケ等の淡水魚を中心に実験を行っていくそうだ。

1年から2年の間に実用化を目指している、と意欲的に話して頂いた。

芦刈さんについて詳しく知りたい方はこちら

https://www.waseda.jp/inst/weekly/attention/2016/05/24/6894/

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